「勝ちの部分」ではなく、「負けの部分」を見る

みなさんこんにちは!
ハイブリッド投資家の岡村直紀です。
 
さて表題の件ですが、これは以前、
私に個別面談を申し込んでくださった方から
いただいた質問に対する私の答えでして、その質問が、
 
「岡村さんが人の力量を見るとき、
どの辺りに着目して見ていますか?」
 
という話でした。
 
何かビジネスを一緒にするときや、
それこそ自分の師匠を見つけるときなど、
 
「その人の力量」
 
を推し量るというのは簡単なことではありませんし、
この成否がその後の結果に直結するので、
何とかして「良い判断」をしたくなり、その結果、
 
「その人の良いところ、成功したところ、勝ったところ」
 
という、いわゆる「プラスの側面」ばかりを
追いかけてしまいがちです。
 
また、相手も当然、上手くいったところばかりを
見せたいものです。私だって基本はそうです(笑)
 
ですので、成功体験ばかりが議題に上がります。
でも、本当に見なくてはいけないところは、
 
「負けた時の対応」
 
という「負の部分」だと私は思っており、
例えば投資を教わる時などは、その人の失敗体験や
負けた時のお話を必ず聞くようにしますし、
 
「負けた時にどう立ち振る舞っているか?」
 
を非常に注視します。
 
例えば株式トレードにおいて、
自分の勝った時の話ばかりするトレーダーよりも、
負けた時の話もしてくれて、その負けにどう対応したかを
見せてくれる人は非常に信頼に値します。
 
「この時はこうなることを期待したんだけど、
予想外の動きになったから泣く泣く損切りした。
でもこれはルールだから仕方ない。
また次も同じようにやるだけ。」
 
こんな感じで話してくれる人なら信頼度は非常に高いです。
 
ゴルフでもそうですが、
 
「ピンチの時にどう対応するか?」
 
に、その人の本当の力量が表れます。
 
成功体験ばかり話す相手より、失敗を明け透けに話してくれて
なおかつ、その失敗の乗り越え方を熟知している人こそ
パートナーに相応しいはずです。
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