今の楽天球団の監督を知っていますか?

みなさんこんにちは!
ハイブリッド投資家の岡村直紀です。

今日はプロ野球楽天ゴールデンイーグルスの現監督の
平石監督についてお話ししたいと思います。
この方の経歴はかなり異色で面白いです。

「名選手、名監督に非ず」とはよく言われますが、
それでも大抵のプロ野球選手の監督は、現役時代も輝かしい成績を残し、
その後監督業を務めるパターンがほとんどです。

現役時代の実績が凄ければ、選手に聞く耳を持ってもらうのは、
たやすいことですが、それがなければ
「あなたに何が分かる?」と言われてしまいかねません。

つまりいわゆる「ブランディング」という部分が、
指導者としての成功の重要な要素になるわけです。

このことからも、もしプレーヤーとして実績を残していない指導者が、
監督として大成するためには、並々ならぬ努力と指導手腕が必要になります。

そんな中、39歳という若さで、東北楽天イーグルスを指揮する
平石洋介監督は、プロ通算で37安打の実績ながら、
選手から信頼を勝ち取り、
年上のベテランコーチたちを従えて采配を振るっています。

本人も

「37安打しか打てなかった事実はコンプレックスとして常に抱えている。
指導者になる時、その部分は非常に気にした。
名選手が必ずしも名コーチとは限らないのがこの世界でも、
指導者の現役時代の成績によって、信頼は大きく違う。

現役時代の自分が、ふたりの指導者から同じ指導を受けたとしたら、
どうしても実績のあるコーチの声に耳を傾けてしまうもの」

と言っています。

それほど戦績というものは指導者にとっては重要なものですが、
それがなくても信頼を勝ち取れている秘訣はなんなのでしょうか?

それは、彼には色々な引き出しがあるからです。
彼は監督業というものを次のように話しています。

「例えば、10人の選手に対して、全員に同じ打ち方を
指導するコーチもこの世界にはいる。そのうち一人でも大成すれば、
その指導者は名コーチと呼ばれるかもしれない。

でも残りの9人の野球人生は終わっている可能性もある。
そういう指導は私にはできない。

結局、選手それぞれにあった技術を見極めて
伝えていくことが我々の役割であり、その引き出しの多さが、
上に立つ指導者に必要な条件。

こちらの考えを押しつけるだけでなく、時には黙って見守る。
監督として一番大切なのは、選手の変化に気付いてあげること。」

私もゴルフレッスンや投資コンサルをしてきた身として、
これほど相槌を打った話はありませんでした。

自分の手法、理論はもちろん軸として持ちながら、
それを押し付けずに、その人にあった指導を心がける。

長所を生かして短所をカバーするのか?
短所を克服して無くすのか?
それぞれの指導法をとった時に本人のストレスはどの程度か?

このようなことを包括的に思考できる指導者は
実は多くありません。
その人のタイプにあった指導ができる人が
優れた指導者です。

物事は「誰に習うか」が本当に重要です!

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