みなさんこんにちは！
ハイブリッド投資家の岡村直紀です。
　
先日、あるドキュメント番組をみて、非常に感激したのでお話を。
　
みなさん、世界のホームラン王・王貞治さんはご存知ですよね。
　
世界記録の生涯ホームラン数868本という大打者ですが、
その記録もさることながら本当に凄いのは
その人柄の方なんです。
　
かつて、王さんがダイエーホークスの監督であった
1996年5月のこと。
当時のダイエーホークスは球界一の弱小球団でした。
　
連日の不甲斐ない試合ぶりに、とうとうファンがキレてしまい、
試合後、王監督に生卵をぶつけました。
　
本来であれば激怒してもおかしくないこのファンの
行き過ぎた行動にも、王さんは無言のままじっと耐えたのです。
　
その時のことを王さんにインタビュアーが問いかけます。
　
「あの時、『このヤロウ、そんなもの投げやがって』
と思いませんでしたか」
　
これに王さんはこう答えました。
　
「まったく思いませんでした。投げられても
しようがないような不甲斐ない試合をしていたんです。
毎日毎日よく見に来てくれたと思いますよ。
あのとき卵をぶつけてくれた人が一番悔しがってくれたんです。
その人こそが本当のファンなんです」。
　
もう、震えが止まりませんでした（笑）なんという大きさ！
悠然とした態度と並外れた人間力に感服するしかありませんでした。
　
因みに、王・ダイエーホークスはこの事件の3年後、
日本一に輝きます。
　
ダイエーホークスは今日の最強軍団
ソフトバンクホークスに連なります。
　
思えば、王監督生卵事件は後のホークス隆盛の
起点だったのかもしれませんね。
　
あまり経験することではないかもですが、
今後、屈辱が降りかかっても、少しでも
王さんのように受け止められるようになりたいものです。
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