何もしない大切さ

みなさんこんにちは!
ハイブリッド投資家の岡村直紀です。

今日のお話は株式トレードでのお話です。
私が数々の失敗をしてきて辿り着いた考え方の1つを
お伝えしたいと思います。

株でとにかく大切なことは
「売買のタイミング」です。

「いくらで買うか(売るか)」ということが重要になるわけで、
「世の中的に安定した企業で良い株」だから買う、では
まず安定して勝てません。

その売買のタイミングを、常日頃から計るわけですが、
このタイミングは訓練した人でも、時にミスをすることがあります。

訓練している人に多いのが「フライング」です。

「ここまできたら買うぞ!」
と狙いをつけているのに、その狙いまで待てずに
手を出してしまうことはよくあること。

このフライングによって、その後の戦いが
非常に苦しくなることが頻発します。

よく言われるのが

「落ちてくるナイフをつかむな」

という言葉ですが、これがまさに
「手が早い人」が痛い目を見るということを
よく表しています。

自分が「ここだ!」と思ったタイミングですら、
完璧なタイミングであることは少ないです。

だとすれば、そこまで待てずに手を出してしまえば
悪い流れを食らってしまう可能性は大です。

ビジネスではよく
「下手な考え休むに似たり」
と揶揄されるように、どちらかというと悩まずに
とりあえず行動することに正解があることが多いですが、
株式投資においてはこれは当てはまりません。

投資人生は長いのです。
トレードが一回しかできないわけではありません。
先手を打たないと取り逃がすなんてことはありません。

しっかりと待つ。つまりは「何もしない」という
ことが大切になるのです。

「何もしない」というか厳密に言えば
「何もできない」という方が正確です。

「何もできない」時間に無理して何かをしようとせずに、
その間、訓練を積み、来るべき時にしっかりと備える。

ゴルフでも、調子が悪く思った通りのプレーが
できない時は当然あります。

この間に無理に攻撃的になると
だいたいがスコアを崩します。

とにかく状況が良くなるまで耐える。
そして、流れが良くなってからしっかりと攻める。

「タイミングを計る」
そのためには「何もしない時間」に焦らない。

この待つ時間がツライのですが、
ここを我慢できるかどうかが勝負の分かれ目になるので、
辛抱強くタイミングを待てるようになりましょう!