「突然クビにされたら、あなたは生きていけますか？」

この質問に「はい！大丈夫です！」と答えられる方には本書は不要です。でも多くのサラリーマンの方の答えは「困ります」ではないでしょうか？サラリーマンにとって、会社からのサラリーがストップすることは生活の破綻を意味するからです。
「良い会社に就職し、定年まで勤め上げ、退職後は年金生活」
一世代前ならこの方程式が「目指すべき形」として一般的に存在していましたが、今の我々がこれを目指すことは不可能といっても過言ではありません。なぜなら終身雇用も年金制度も危うい時代だからです。

申し遅れました。はじめまして。私は岡村直紀と申します。

私は１５歳からゴルフを始め、プロゴルファーを目指すも、諦めてレッスンプロとなり、今度はサラリーマンに転職し、不動産投資を学び、脱サラして現在に至ります。

一見すると「ハチャメチャ」に思われるかもしれませんが、これはむしろ私が時代と人生に真剣に向き合った結果であると自負しています。

「自分の人生において、お金の不安をなくしたい！」

このマインドこそが私における全ての行動の源になっています。そしてこの不安を払拭できた最大の要因が不動産投資でした。

終身雇用や年金制度の崩壊。にも関わらず「人生１００年時代」などと言われ、平均寿命だけは延びていく。そんな時代に豊かな老後を過ごすためには、不動産投資を始めとする資産運用を成功させることが不可欠となります。その準備をすることこそが現代のサラリーマンに与えられた命題なのです。

本書では、そんな人生１００年時代を生き抜くべく投資の世界に踏み出そうとしているあなたのために、投資で成功するための思考、ノウハウを、かつて私が本気で取り組んだゴルフと関連付けながら、「分かりやすく」書き起こしました。

実はゴルフと投資は非常に近いものがあります。「良いスコアで回ること」と「収益を上げること」は、その考え方において、共通点が多い。投資における決断と、そこに至る思考方法はゴルフに例えて説明することで劇的に理解しやすくなります。不動産投資はもちろん、その他の投資においても、成功に必要なプロの考え方が分かりやすくスンナリと身につくはずです。

またゴルフのスコアメイクには、人生設計におけるノウハウも多く含まれているため、ゴルフをされない人にも十分理解していただけるものと確信しています。

人生１００年時代。そんな時代において人生を選ばされるのではなく、自ら選べるようになるために本書がお役に立てたならば、筆者にとってこれ以上の喜びはありません。

令和元年７月

岡村　直紀