立場を変えて考察するクセをつける
みなさんこんにちは!
ハイブリッド投資家の岡村直紀です。
表題の件ですが、これは、
私が何か交渉ゴトがあったり、
提案を受けて、その決断をする際に
非常に大切にしているスタンスで、
「立場を逆転させて考察する」
ということを、よくやります。
例えばわかりやすい例で言えば
居住用マンションの内見で
内見してくれた方に対して、
「もれなくクオカードプレゼント!」
なんてキャンペーン、よくあると思います。
これ正直、私が子供の頃は
全く意味がわかりませんでした。
なんでマンションを買いもしないのに、
見に来ただけで商品券くれるんだろう?と。
ここでクオカードを「もらう側」ではなく
「配る側」の立場になって考えてみると
その戦略はよくわかります。
単純に言えばクオカードは「広告費」ですね。
この広告費をかけてお客様を集めるわけです。
◯人内見がきたら◯人は成約する、という
「成約率」の数字は業界で理論値があるはずですから
「売上=集客人数×成約率」
となり、目標の売上のためには何人の集客が必要で、
その数字を取るために、利益率を鑑みて、
どこまでなら広告費をかけられるか、という逆算で
クオカードの枚数や金額が決まってくるわけです。
立場を変えることで見えるものが
全く変わるわけですが、これは物事を考察する上で
非常に有効な手法です。
・なぜ今この話を提案してきたんだろう?
・ほとんど自分にメリットがあるが、
なぜ相手はOKなんだろう?
・株式トレードにおいて、自分が売りを持っている時、
反対に同じところで買っている人はどんな気分だろう?
こんな感じで逆の立場の考察をすることは、
自分の決断の精度を高めることに役立ちます。
立場を変えて考察することでの注意ポイントは
「考察にバイアスをかけない」ということです。
「相手はどうせ、こうに決まってる!」
というスタンスで偏見を持って考察してしまうと
この手法はむしろ逆効果となってしまいます。
相手の立場を考察した上で、
それでも自分にとってプラスとなる話なら、
それはかなりの納得度で決断ができ、
その後の行動も曖昧になりません。
仮にその後、上手くいかなくても、
いわゆる「損切り」がドライにできます。
自分の決断に納得感が出るようにするためにも
逆の立場の考察をするクセをつけるのは効果的と思います。
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